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FA-Studio5.0  
省エネ化のハードルを下げる、SCADA/EMSツール。

Ver6正式版 2017年3月3日リリース開始

2017年3月3日より、弊社製品のVer6が正式リリースされました。
Ver6のライセンスにて、Ver5(FA-Engine5は除く)を動作させることができます。

新バージョンについてはこちらへ。

EMSEMSの目的

節電が強く呼びかけられている今、省エネへの取り組みが急務となっています。特に「電力の無駄を省くこと」は重要な課題です。また、電力料金を効果的に抑えるための施策としては、ピーク電力を抑えること、いわゆる「電力ピークカット」が有効です。

これらの省エネ化を実現するためには、まずは現状のエネルギー使用状況をデータとして記録に残し、無駄な電力を使っていないかどうか、ピークカットできる余地がないかを分析していく必要があります。例えば、EMSの使用量グラフ機能を利用することによって、電力量を代表とした各種エネルギーの使用状況と推移が時系列で把握できるようになり、省エネ実現に向けた具体的な施策を検討する上での分析材料として役立てることができます。

EMSEMSグラフ機能が標準で付属しています

ロボティクスウェアのエネルギー管理システムは、電力量、ガス量、水道、重油などの使用量データを積算集計し、使用量グラフ、エネルギー換算グラフ、CO2換算グラフ、原油換算グラフ、使用量比較グラフなどの各種エネルギーグラフとして表示する機能を提供します。また、グラフの印刷や、集計データをCSVファイルに保存する事などが可能です。

ロボティクスウェアが提供する各Panelパッケージ(*1)には、EMS機能(エネルギー管理機能)が標準機能として付属しています。 特別なEMSパッケージ製品を別途購入することなく、Panelパッケージ1本でエネルギー管理機能を利用することができます。

(*1)FA-Panel、PA-Panel、BA-Panel(各、バージョン5以降)

FA-Panelに関する詳細はこちら >>

 
EMS自由なカスタマイズが可能です

EMS機能は製品パッケージに付属している標準サンプル(ソースコード付属)として提供されています。 画面レイアウトの変更や帳票レイアウト変更など、お客様のニーズに合わせた自由なカスタマイズが可能です。

グラフ表示サンプルはこちら>>

 
特徴
EMSシステム構成例1
EMSシステム構成例 EMS異機種混在の機器構成にも対応可能

下位側機器はPLCやリモートI/Oなど、FAシリーズが通信接続可能な機器であれば全てに対応可能です(*2)。

 
EMS計量値の取り込みについて

電力量などの計量値を下位側から受け取る場合は、PLCや計量カウンタモジュールなどで計量パルスを取り込み、数値レジスタ上にリングカウンタを作成するようにします(例えば、1カウント1kWhで、0-99999で一周するようなカウンタです)。 FA-Panel側では上記リングカウンタ値を取り込み、使用量を積算算出します。

(*2)BA-Panelについてのみ、LonWorks、BACnetいずれにも接続可能です。    
 Icont上の計量ポイントの取り込みや、Lonデバイス上のSNVTの取り込みができます。
 
EMSシステム構成例2
EMSシステム構成例 EMSリモート監視

VPNなどのネットワークで接続された遠隔地の下位側機器からメーター値(計量値)を取り込み、同一のグラフ上で表示します。
例えば、各拠点にある工場や支所の電力使用量を本社側で遠隔で取り込み、同じ使用量グラフに積層グラフで表示することが可能です。

 

 
EMSメーター値の按分取り込みや、演算ができます

以下のようなケースにも、演算により対応可能です。
これらの演算設定は、EMSの設定画面から運用中に自由に変更することができます。

メーター同士の演算 EMSメーター同士の演算

左記のようなケースの場合、親メーターから子メーターの値を引き、差分を残エリアに振り当てることができます。

 

 
メーターの按分 EMSメーターの按分

左記のようなケースの場合、共用部のメーターの値に対して按分率を設定しておき、按分結果を各テナントに振り当てることができます。

 

 
EMS他システムとの連携も可能です
他システムとの連携

EMS機能は、レポートデータ(日報、月報、年報データ)に接続して、エネルギーグラフを表示します。

EMSから接続可能なレポートデータは、必ずしも弊社パッケージ機能によって集計されたデータである必要はなく、他システムが集計した日報、月報、年報データについても取り込んでグラフに含める事ができます(*3)。

(*3)履歴サーバアクションが対応可能な時系列データフォーマットで 保存されている必要があります。

 
EMS監視画面との同時実行が可能です

EMSはPanelパッケージの機能を用いて構築されており、通常のSCADA/HMIシステム(監視画面)とまったく同じプラットフォームで動作します。従って、監視画面のボタンクリックで監視画面上にEMS画面を表示する等、監視画面システムにEMS機能をそのまま組み込むことができます。この事は、EMS専用のPCやシステムを監視画面と別個に用意する必要が無いという事を意味します。もちろん、通常のFA-Panelの開発アプリケーションと同様に、監視画面とEMSを別々のクライアントPCに分けて実行することや、複数台のクライアント上で同時に実行することもできます。

 
仕様
EMSエネルギーグラフ種別
 
グラフ種別 概要
使用量グラフ 電気、ガス、水道、重油などの使用量を集計し、グラフとして表示します。
エネルギー換算グラフ 使用量をエネルギー量(ジュール単位)に換算し、グラフとして表示します。
原油換算グラフ 使用量を原油量(L単位)に換算し、グラフとして表示します。
CO2換算グラフ 使用量をCO2量(Kg-CO2単位)に換算し、グラフとして表示します。
使用量比較グラフ 電気、ガス、水道、重油などの使用量を集計し、任意に指定した日付条件のデータを同一グラフ上に並べて、比較グラフとして表示します。
エネルギー比較グラフ 使用量のエネルギー換算値で比較グラフ表示します。
原油比較グラフ 使用量の原油換算値で比較グラフ表示します。
CO2比較グラフ 使用量のCO2換算値で比較グラフ表示します。
  グラフ表示サンプルはこちら>>
EMS集計期間種別
 
集計期間 概要
日報 1時間単位で積算集計を行い、1日分(0時〜23時までの24件)のデータにまとめてグラフ表示します。
月報 日報データを1日単位で集計し、1ヶ月分(1日〜月末までの最大31件)のデータにまとめてグラフ表示します。
年報 月報データを1ヶ月単位で集計し、1年分(1月〜12月までの12件)のデータにまとめてグラフ表示します。